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リサイクル都市・江戸と南京玉すだれ

すだれ1日本家屋は通気性は抜群です。湿気が多い風土であるから、四方八方、とにかく風通しを良くする。

最近は、冬の寒さ対策には断熱性が大事、ゆえに気密性を高めないと、ということでその点は、隙間風が入りやすいい日本家屋は弱点で、改善しないといけない部分なのかな、とも思っていました。

けれどコロナ禍で季節問わず換気が大事、となり、やはり日本家屋の構造は間違ってなかったんだと再認識させられました。

風の通り道があることは、家と人の健康にとってかけがえのないものなのです。

そして、その周辺機器ともいうべきはすだれ!

これまた風情もあって、安価で、どんな家にも似合って最高のアイテムです。

とにかく通気を徹底させるのに、窓や戸を朝からあけ放つ毎日ですので、今夏は全箇所のすだれを新しいものに変えました。

古いものは、細かく切って燃えるゴミに。。という作業をしている時に、処分するすだれの切れ端を見て「南京玉すだれ」を思い出しました。

わたしが何か宴会芸をできるようにするとすれば、南京玉すだれがやりたい!と以前からひそかに思っているのですが、実現には至っていません。

すだれの切れ端で「南京玉すだれ」のまねごとをしてみました。

すだれ2そうか!そうだったんだ!なるほど、そうですよね。こういうことだったんですね!

江戸は世界的に見てもすぐれたリサイクル都市だったといいます。

きっとこのように、古くなったすだれを細かく切って肥料にしたり、燃料にしたりの前に、いろんな形にして遊んで見せたのでは。

すだれの切れ端を長屋の器用なおばさん、おじさんが子どもたちにいろんな形にして見せて喜ばせていたのでは。

そんなことを想像しました。それが次第に一つの芸となっていったのではないでしょうか。

きっとそうに違いありません!

「リサイクル芸」として、南京玉すだれ、いつか披露したいものです。



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