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冬至のいのり

2018年12月24日

動画は恵みの大雨で迎えた冬至の朝、濃霧で見えぬ三輪山の様子です。
見えぬ山、見えぬ太陽に絶大な神の気配を感じるゼロ地点の日。
キリストご誕生ということではありますが、このような冬至前後の祈りにふさわしい静寂の時季を「聖夜」として洋の東西を問わず貴ばれてきたのではと思えます。
今年の11月13日、わたしの誕生日はとても特別な過ごし方をしたと同時に、今後の自分のありようを決定づけたというか、再確認できた日でした。
そのことに基づいて冬至の日、八百万の神にいのり(意宣り)ました。
どうあるかの願いは、すべて「ファシリテーション」の手法を使うということです。
その根幹は「肯定する」「加える」「組み合わせる」。
このことをシステム化して成果を出す、継続するといういのり(意宣り)です。
もちろん、自分自身も肯定する。加えてもらう。コラボレーションしていきます。
その逆の「否定する」「ジャッジする」「選んだもの以外却下する」を受け入れません。
以前からNPO活動で「多様性ワークショップ」という人権研修を細々と続けてきました。そして11月13日、愛媛県の高校で全校生徒と体育館でワールドカフェ形式で開催してみました。
テーマは「講座をつくる」。ここは船、みんな乗組員です。航海期間の1ヶ月間、平日夜に毎日自主講座が開かれます。全員一コマの講師になります。自分の得意なこと、関心のあることを教える講座を考えてください。
何グループかの大グループに分かれて、その中で自分の企画した講座を披露し合う。
好きなタレントやスポーツ選手についての講座、ゲームの攻略法の講座、猫の世話についての講座などなど。
ただ、講座の回数は、人数のおよそ3分の1。どうするかというと、コレはボツ、コレは採用という選択、ジャッジはなし。いくつかを組み合わせて1講座にまとめたりして、全員の講座を取り入れたものを作ってスケジュール化していく。
たった1時間の中で、まるでジャンルが違うもの同士が組み合わさった奇妙で面白い講座や、「スポーツ講座」「紹介講座」など門戸の広いざっくりした括りの講座や、どうしても組み合わせが難しいため、極めて濃い単独講座など、全員参加型の講座スケジュールができました。
こちらが何もしないで待つことによる高校生の底力を目の当たりにして、やっぱりこの手法ですべてのことをやっていこうと決めました。
これって、例えば災害時に体育館で大勢の避難生活といった事態、いやそんな時でなくとも普段の生活でも、もれなく自分の持ち味、できることで参加する合理的で必要なやり方だと思うのです。
なので、防火訓練や避難訓練と同じく、またはスポーツや芸術などの練習と同じく、何度でも、ネタを変えてこの全員参加型手法をあらゆるところで、その場面に合わせたことでやっておいて、慣れておく、上達しておくこと必要だと思うのです。
昨日もパリコレのモデルたった1人を選ぶ過酷な鍛錬の様子がテレビ放映されてました。また息を飲むような華麗なるフィギュアスケートの演技。王者を決める何かも、進歩のためにも、世界を魅了させるにも必要なことだと思います。
また、見識を戦わせてどちらかに、どれかに決める、という場面も必要だと思います。
また改善のため、良い導きのための批判やジャッジも要るのかもしれません。
ただ、わたしはその世界では生きないし、誰もジャッジしないし、誰のジャッジも受け入れません。
取捨選択といいますが、それもせず、いかにあるものを、最高に組み合わせるか。
すでにあるものに、いかに加味していくか。
減点法でなく加点法により発展していき、リスクを回避して持続可能性を確保したいと思います。
そのようなファシリテーション手法を大事にして、再生可能エネルギーや省エネ関連やパソコン教室など自分の事業を手伝ってもらう人向けの研修を始めたところです。
違うやり方、価値観の人の中にあっても、関わるすべての人に、自分のあり方の根幹はこうです、と伝えながら誠を尽くして成果をだしていきたいと思います。