オフグリッド(自家発電)小屋
山あり谷ありの山道を行く旅人が疲れを癒す、日本昔話に出てくるような「峠の茶屋」の主人に憧れを抱いています。数は少ないと思いますが、現代でも峠の茶屋は存在していることと思います。現にテレビで見たりしますし。私も「峠の茶屋構想」なるものをブログに書いたことがありますので、もしよろしければご覧ください。峠の茶屋構想
私の妄想の中の「峠の茶屋」は、人々が集まり暮らす「まち」からは離れているので、電線が来ておらず、電気を使うならば完全に自家発電になります。人里離れた場所であっても、太陽の熱や光、風、川の水の流れといった自然は存分にあるので、それらを使って発電、そして蓄電して電気を賄うことは可能です。発電や蓄電するための装置は必要ですが。
・・・などという妄想から現実に戻ってきても、「倉庫」「離れ」「山小屋」などなどの「小屋」ならば、まだ電気がきていない建物が太陽光発電など再生可能エネルギーと蓄電池の組み合わせで100%電力自給することは比較的容易だと考えますし、中にはそうせざるを得ない場所もあるのではとも思います。
そういう思いを持っている私が山間部に行く機会があると、たまに電線につながっていない建物に出合うことがあります。
例えばこの建物。奈良県吉野郡野迫川村にある立里荒神社の駐車場の入り口付近にある公衆トイレです。電線には全くつながってないですよね。屋根の太陽光パネルで発電して、おそらく左手のカギのついた扉の中あたりに蓄電池があり、建物の全電源を賄っていると思われます。おそらくこの場所の場合は、わざわざ電線を引き込むよりも合理的なのでしょう。多くの建物が「電気を引く」のですが、中には電線には届きにくいなどの理由で、電気を使うなら自給したほうが良い場所もあるのだということです。
私にとって、最も身近なところで考えると。。
こちらは、奈良県宇陀郡御杖村にある本宅横の敷地。何か栽培するでもなく、その時々で資材置き場になったり、剪定枝置き場になったりしています。
将来的には蓄電池付きの太陽光発電システム設置の駐車場か小屋を建てたいなと思っていますが、こんな近くに電柱がある以上は、電線につなぐ「系統連系」もしたほうがお得だと考えます。
一方、こちらは昨年末に蔵と納屋を解体して広くなった庭です。こちらには、オフィス兼ちょっと寝泊りもしてもらえる可愛い小屋を建てたいなと思っていますが、その時にはわざわざ電線につなぐことはせず、完全に電力自給小屋にしたいし、それが理にかなっていると考えます。
このようにケースバイケースで、中には電線(グリッド)につながず、オフグリッドの完全な電力自給小屋がベターな場合があるのではと思います。
私は2015年、来る電力自由化の勉強の中で出合った、災害に強いまちづくりにも貢献できる「えねこや」(アトリエ六曜舎の湯浅剛氏提唱)という考え方に影響され、その後湯浅氏には講義に来てもいただきました。詳しくはこちら
その後時間をかけて、私なりに信頼できる「電力自給」設備を取り扱う提携先を探しました。その中で見つけたのがこちらのシステムです。まだこれからも良い提携先を見つけていきたいと思いますが、いまのところご提案できるのは、こちら、完全自家消費型の蓄電システム「eNeei」(エニーアイ)です。
比較的安価、コンパクトで室内に置くことができ、太陽光パネルや小屋のキャパに応じて小さなコンテナを積むように、蓄電池の増減が可能なシステムです。
よく、固定価格買取制度の期間が終了した方などから蓄電池導入のご相談があります。その時に、残念ながらたいがいお勧めする対象とはならないことが多いのですが、もし今ある「小屋」、これから建てたい「小屋」で電力完全自給をご検討の場合は、ぜひご相談ください。問合せはこちら
完全自家消費型の蓄電システム「eNeei」(エニーアイ)の機材と簡易なしくみ図です。
太陽光パネルで発電した電力を使い、電気製品が使用できる完全自己消費型蓄電システムです。電力会社からの電力供給がある場所で電気代の節約ができるだけでなく、供給がない山小屋や避難所、その他アウトドア等でも発電した電力をAC100Vに変換して使用することができます。
通常の家庭用パワコンの場合、停電時には使える自立運転の電力は1.5~2.0kW程度ですが、eNee iは停電時でも蓄電池に充電されていれば3kWの出力を維持できます。
※一方でどんな蓄電池でも停電時に大きな消費電力の家電を使うと、蓄電されているエネルギーの減りが早くなるので、どれだけ自立運転できるかは、電力の使用先によって大きく変わることがあります。
設置条件に合わせて4.8kWh/9.6kWh/14.4kWhの容量を選択可能です。導入時は4.8kWhを選択して、後々9.6kWhや14.4kWhに容量アップすることも可能です。また14.4kWhの蓄電池を使用するときはパワコンを追加して、単相200Vの電源を取ることもできます。
一般的な家庭用蓄電池1台当たりの重量は70~100kgといわれており、実際に設置する場合は2〜3人がかりで行いますが、eNee iは重量約24kgなので、施工時の運搬が容易になり設置時のリスク軽減や、少人数での設置作業を実現できます。
では、設置された実物の完全自家消費型の蓄電システム「eNeei」(エニーアイ)をご覧いただきましょう。
こちらはオフィスの室内に設置された蓄電池です。屋外の太陽光パネルとケーブルでつながっています。コンパクトで、他のOA機器に混ざるようにおいてあり、さほど場所をとっていません。
こちらは見本市に出展された色違いの蓄電池箱。一人暮らし用の小さな冷蔵庫ぐらいの大きさです。
→こちらは箱の中。コンテナのような積み上げ式蓄電池は、発電容量に応じて数を増減できます。
周辺機器も、一般の家庭や事業所にある分電盤のような身近に感じられるものです。
発電、蓄電、電気利用などの様子を室内で楽しくモニタリングできる機器も充実しています。
このシステムについての問合せ・見学希望などはこちらから
私の妄想の中の「峠の茶屋」は、人々が集まり暮らす「まち」からは離れているので、電線が来ておらず、電気を使うならば完全に自家発電になります。人里離れた場所であっても、太陽の熱や光、風、川の水の流れといった自然は存分にあるので、それらを使って発電、そして蓄電して電気を賄うことは可能です。発電や蓄電するための装置は必要ですが。
・・・などという妄想から現実に戻ってきても、「倉庫」「離れ」「山小屋」などなどの「小屋」ならば、まだ電気がきていない建物が太陽光発電など再生可能エネルギーと蓄電池の組み合わせで100%電力自給することは比較的容易だと考えますし、中にはそうせざるを得ない場所もあるのではとも思います。
そういう思いを持っている私が山間部に行く機会があると、たまに電線につながっていない建物に出合うことがあります。
例えばこの建物。奈良県吉野郡野迫川村にある立里荒神社の駐車場の入り口付近にある公衆トイレです。電線には全くつながってないですよね。屋根の太陽光パネルで発電して、おそらく左手のカギのついた扉の中あたりに蓄電池があり、建物の全電源を賄っていると思われます。おそらくこの場所の場合は、わざわざ電線を引き込むよりも合理的なのでしょう。多くの建物が「電気を引く」のですが、中には電線には届きにくいなどの理由で、電気を使うなら自給したほうが良い場所もあるのだということです。
私にとって、最も身近なところで考えると。。
こちらは、奈良県宇陀郡御杖村にある本宅横の敷地。何か栽培するでもなく、その時々で資材置き場になったり、剪定枝置き場になったりしています。
将来的には蓄電池付きの太陽光発電システム設置の駐車場か小屋を建てたいなと思っていますが、こんな近くに電柱がある以上は、電線につなぐ「系統連系」もしたほうがお得だと考えます。
一方、こちらは昨年末に蔵と納屋を解体して広くなった庭です。こちらには、オフィス兼ちょっと寝泊りもしてもらえる可愛い小屋を建てたいなと思っていますが、その時にはわざわざ電線につなぐことはせず、完全に電力自給小屋にしたいし、それが理にかなっていると考えます。
このようにケースバイケースで、中には電線(グリッド)につながず、オフグリッドの完全な電力自給小屋がベターな場合があるのではと思います。
私は2015年、来る電力自由化の勉強の中で出合った、災害に強いまちづくりにも貢献できる「えねこや」(アトリエ六曜舎の湯浅剛氏提唱)という考え方に影響され、その後湯浅氏には講義に来てもいただきました。詳しくはこちら
その後時間をかけて、私なりに信頼できる「電力自給」設備を取り扱う提携先を探しました。その中で見つけたのがこちらのシステムです。まだこれからも良い提携先を見つけていきたいと思いますが、いまのところご提案できるのは、こちら、完全自家消費型の蓄電システム「eNeei」(エニーアイ)です。
比較的安価、コンパクトで室内に置くことができ、太陽光パネルや小屋のキャパに応じて小さなコンテナを積むように、蓄電池の増減が可能なシステムです。
よく、固定価格買取制度の期間が終了した方などから蓄電池導入のご相談があります。その時に、残念ながらたいがいお勧めする対象とはならないことが多いのですが、もし今ある「小屋」、これから建てたい「小屋」で電力完全自給をご検討の場合は、ぜひご相談ください。問合せはこちら
完全自家消費型の蓄電システム「eNeei」(エニーアイ)の機材と簡易なしくみ図です。
太陽光パネルで発電した電力を使い、電気製品が使用できる完全自己消費型蓄電システムです。電力会社からの電力供給がある場所で電気代の節約ができるだけでなく、供給がない山小屋や避難所、その他アウトドア等でも発電した電力をAC100Vに変換して使用することができます。
通常の家庭用パワコンの場合、停電時には使える自立運転の電力は1.5~2.0kW程度ですが、eNee iは停電時でも蓄電池に充電されていれば3kWの出力を維持できます。
※一方でどんな蓄電池でも停電時に大きな消費電力の家電を使うと、蓄電されているエネルギーの減りが早くなるので、どれだけ自立運転できるかは、電力の使用先によって大きく変わることがあります。
設置条件に合わせて4.8kWh/9.6kWh/14.4kWhの容量を選択可能です。導入時は4.8kWhを選択して、後々9.6kWhや14.4kWhに容量アップすることも可能です。また14.4kWhの蓄電池を使用するときはパワコンを追加して、単相200Vの電源を取ることもできます。
一般的な家庭用蓄電池1台当たりの重量は70~100kgといわれており、実際に設置する場合は2〜3人がかりで行いますが、eNee iは重量約24kgなので、施工時の運搬が容易になり設置時のリスク軽減や、少人数での設置作業を実現できます。
では、設置された実物の完全自家消費型の蓄電システム「eNeei」(エニーアイ)をご覧いただきましょう。
こちらはオフィスの室内に設置された蓄電池です。屋外の太陽光パネルとケーブルでつながっています。コンパクトで、他のOA機器に混ざるようにおいてあり、さほど場所をとっていません。
こちらは見本市に出展された色違いの蓄電池箱。一人暮らし用の小さな冷蔵庫ぐらいの大きさです。
→こちらは箱の中。コンテナのような積み上げ式蓄電池は、発電容量に応じて数を増減できます。
周辺機器も、一般の家庭や事業所にある分電盤のような身近に感じられるものです。
発電、蓄電、電気利用などの様子を室内で楽しくモニタリングできる機器も充実しています。
このシステムについての問合せ・見学希望などはこちらから