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“リニューアルオープン”は、7月1日

YOUTUBEに発電、蓄電の様子や自然の偉大さの一部をアップするようになって1年余りたちました。
今までアップした中でぶっちぎりで断トツの視聴数なのが、たった14秒のこちらです。
撮影日は2019年6月30日、場所は大神神社の参道、拝殿への昇り手前の手水舎付近です。
「夏越しの祓」がもうじき始まるという時で、急に雨が激しくなってきました。
参道の両端にある小川の勢いがすごくなったのはもちろんですが、瞬時に階段横の崖は滝となり、入口に向かってなだらかな坂道となっている参道には一筋、二筋と川が発生していました。
それほど急で激しい土砂降りだったのです。
これこそまさに「夏越しの祓」。
神々から賜る浄化現象そのものに出会った幸運を他の方とも共有したいと思って、にわかにできた川の様子を撮ったものでした。
全国の神社で6月30日前後、大晦日前後の年に2回行われる「大祓」。
その象徴的なものが茅の輪くぐりと大祓祝詞の奏上であるかと思います。
その大祓祝詞後半に描かれているのは、祓戸大神4神のリレー方式による浄化ストーリーです。
まず、急流の川にいらっしゃる瀬織津比売神(せおりつひめ)様が、もろもろの罪穢れを川から海へと流してくださいます。
次に、海にいらっしゃる速開都比売神(はやあきつひめ)様が送られてきた罪穢れをガブガブと飲んでくださいます。
罪穢れがすべて飲まれた後、今度は気吹戸主神(いぶきどぬし)様がそれらを根の国底の国に吹き送ってくださいます。
そして最後は、速佐須良比売神(はやさすらひめ)様が根の国底の国で罪穢れを完全になくしてくださいます。
この時のそこかしこに滝や川ができるほどの急な激しい雨は、まさに瀬織津比売神(せおりつひめ)様のお働きに他ならなかったのでしょう。
あまりの雨の激しさに、祈祷殿前広場での大祓祝詞奏上が急遽祈祷殿の中で行われることになり、大勢の参列者も中に入れていただきました。
さらに不思議なことに、大祓祝詞奏上も終わり、宮司様、神官様たちを先頭に参列者が列をなしてうたいながら茅の輪をくぐるという時には雨が上がり、一同傘もささずに参加させていただけました。それがこの写真です。0B085BFC-DCCC-4361-93C1-F51CA9D0619C

全国の杜での大祓という行事。海に囲まれ、急峻な川を持つ山が脈々と連なるこの国では、疫病が流行り、政情が不安定になり、という諸々の憂いごとを偉大な自然の力の中でリセット、立て直しを行うことが続けられてきたのではないかと思えます。

緊急事態宣言が段階的に解除され、徐々にそれぞれの営みも再開されることと思います。
しかしながら、この度はあり方、やり方の変換をともなっての再開になることでしょう。
いったんリセット、そして生まれ変わるごとくの新たな第一歩となる“リニューアルオープン”
わたしは「夏越しの祓」のあと、7月1日からと思っています。

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