本日は地元・奈良県桜井市内の里山でのイベントに以前ワークショップでつくったロケットストーブが出動。
写真の右側の2台がそうです。
お役目は主にお茶用のお湯沸かし。久々の出番です。
普段は庭先に置いてありますが、住宅地で使うわけにもいかず、宝の持ち腐れ状態。
何年も講師をさせていただいて、作るのには慣れていますが、決して使い慣れているとはいえないのです。
燃料は、その辺に落ちている小枝、剪定枝、使用済み割りばしなど、メインは小さいもの。
写真の小枝類ではまだ長すぎるのでもう少し短くしたものを入れます。
手前にある杉の枝などを着火剤にして火がつき出したら小枝を次から次へと入れていき、火が定着しかけたころに、廃材など薄めの板を入れて安定させます。
最近の雨や雪で枝類が湿っているのか、火が安定するまでに時間がかかってやや焦りました。
それから、上に五徳は、もちろん専用のものではないので、大丈夫そうではあるものの、念のため上に乗せたやかんや鍋を手で軽く押さえていました。
その間、参加者の皆さんが手持ちの新聞紙を丸めて着火剤にしたり、小枝を入れたり、うちわであおいだり、ペットボトルで火を吹いたり、ワイワイと協力しながら火をコントロールしてくださいました。
いったん火が付けばお湯がわくまでは予想以上に早いものです。
このようなイベントなどで、たくさんの人と楽しみながら非常時のリハーサルができることが貴重です。
ベランダ発電ライフとしてポータブル電源の使用を実践している者として、まず考えているのは、災害時には少なくとも家族や隣近所の人のスマホとポケットWi-Fi、はたまたゲーム機の充電に役立たせたいということ。
ポータブル電源にはUSB口が2-4口ついていることが多いです。
そして、家電用コンセントがやはり2口ついていることが多いのではと思います。
それで日常から、USB口から複数のMobile類、パソコンなどにコンセントから給電しています。
停電時にそれらの電源供給口で、負荷がかかりすぎない程度になるべくたくさん一度に電源供給できれば助かるだろうなと思います。
そこで、日頃からスマホの充電ケーブルは複数のMobileの充電ができるよう、このようなものを利用しています。
iPhone、アンドロイドと3種類の形状のものがついていて、iPhone2機とアンドロイド1機が1個の口から同時に充電できたりします。これだとUSB口2口、コンセント2口ついているポータブル電源なら最大で12機のMobileが同時に充電できることになります。
試しに講座の会場にポータブル電源を持ち込んで、参加者のスマホを同時に充電している様子です。
停電時に備えて、このように人が集まる場所で時々試してみるのも大事かと思います。
災害が起こり、停電時にはこのようにポータブル電源がスマホ充電スポットとして活躍することと思います。
さて、自宅などでインターネットができなくなった場合のスマホでの通信はどうするのか。
回線がやられていなければ、Wi-Fi機器などもポータブル電源に接続すれば通信が再開できますが、それができない場合はどうするか。
スマホの電源が入ってから、災害時の通信手段について、まとめてみましたので、日頃からご家族や知り合いとこのページを共有しておいていただければ幸いです。
(スマホの使用)
☆まずスマホでのWi-Fi接続方法確認
スマホ画面にある設定→Wi-FiでWi-Fiが写真のように「オフ」になっていたら「オン」にする。iPhoneの場合、右の写真のようにWi-Fiの文字の右側のレバーが緑色になっていればオンです。
緑で線を引いた英数字がSSIDというそこにあるWi-Fiの名前になります。
その中から、通常は自宅や施設の契約しているSSIDを選択して、次にぱパスコード(暗号)を入力してつなぎます。右側に写真のように鍵マークがあるものは、パスコード(暗号)を入れてつなげるものです。
鍵マークのないものがあれば、それはいわゆる「フリーWi-Fi」で、パスコード(暗号)なしでつなげられるものです。
日常的に提供されている「フリーWi-Fi」もありますが、災害時にだけ立ち上がる「フリーWi-Fi」もあります。
☆ファイブゼロジャパン
災害時に提供されるSSIDです。「00000JAPAN」という名前のSSIDが表示されます。フリーWi-Fiですので、選択するだけで、パスコードなしでつながります。
☆日常的なフリーWi-Fiスポット
カフェ、コンビニなど、災害時にWi-Fiが生きているかどうかわかりませんが、日常的にフリーでWi-Fiを提供しているスポットを知っておくといざというときに役に立つかもしれません。自治体や鉄道でフリーWi-Fiを提供しているところも多いです。
こちらのサイトがフリーWi-Fiスポット情報を提供してくださっています。
☆公衆電話
スマホで通信がダメな場合は、公衆電話に頼るしかありません。
全国の駅前の多くに公衆電話があるかと思いますが、NTTのこちらのサイトから東日本、西日本別に設置場所が検索できるようになっています。
災害時には公衆電話が無料になる旨も記載されています。
☆特設公衆電話
あらかじめ決められた場所(だいたいは公共施設)では、災害時にだけ提供される公衆電話があるようです。普段から近所のどこが「特設公衆電話」設置場所か調べておきたいですね。
今週土曜、イベントに出展いたします。
ポータブル電源でスマホ充電スポットになります。
鉄道模型を走らせたり、イルミネーションしたりしています。
ポータブル電源と充電方法としてのソーラーについて、ご覧いただける機会になれば幸いです。
かしはら福祉まつり(主催:社会福祉法人萌)
日時:1月13日(土)11:00-15:00
場所:橿原文化会館前広場(奈良県橿原市北八木町3-65-5、近鉄大和八木駅北口、東へ徒歩3分、近鉄百貨店となり)
※会場に駐車場はありません
毎年、再エネ協同基金の「ロケットストーブ」を手作りする講座の講師をさせていただいています。
再生可能エネルギー利用を普及する趣旨で、作り方をお伝えしてどんどん広げていっていただければいいなとの思いでの開催ですが、今回は災害時に役立つだろうツールとして紹介させていただきます。
まず、ロケットストーブを使う場所の想定は、例えば運動場や公園のような広場や川辺などのアウトドアです。
二つのペール缶(上になるものは底抜けにする)をつなぎ合わせて、まっすぐ、曲がり、T型と3種類の煙突を組み合わせたものを通す単純なものです。
ストーブという名前ですが、暖をとるためというよりは、湯沸かしや炊き出しに向いているグッズです。
側面の火の入り口に燃料と木の枝などを入れて、チャッカマンで点けた火がヴォーッと勢いよく中心まで登っていきます。単純な構造だけに、燃焼効率が抜群なのです。薪や炭では大きすぎてダメです。あくまでも木の枝や割りばしのようなものが燃料として適しています。なので、「その辺で小枝拾ってきて~」と子ども参加型の炊き出しができるところが良いところです。写真は自宅の廃木材を細かくして投入しています。お湯はびっくりするぐらいすぐに沸きます。
豚汁など汁物、やったことはないですが飯盒炊爨の道具でご飯もたいえるでしょうし、フライパンを乗せてプチバーベキューのような使い方も。小さくて簡易なピザは大好評ですぐになくなりました。
ペール缶はご理解あるガソリンスタンドからいただいてきます。頑丈な上蓋をバールであけたり、油を完全にふき取って初めて製作開始となります。最近はホームセンターでも売っています。写真はコーナンの店頭です。
ロケットストーブづくりの私にとっての師匠、家具職人の守安大地さんがグラインダーなど電動工具を駆使してつくられていたものを、金切りばさみなど子どもとも一緒にできる比較的簡単な工具でつくるものとしてまとめてマニュアル化しています。
とはいっても、いつもは使わない道具と筋肉を使うもので、それなりにコツはありますので、もし作って備えようという方々いらっしゃれば出前の講座もさせていただきます。
一つの非常時ツール、そして楽しく使ってみるツールとして全国にまんべんなく広がればいいなと思っています。
このことは昨年4月4日にも書いたのですが、災害対策の緊急発進として再掲させていただきます。
高い消費電力のものは、たとえ出力範囲が1000W以上の蓄電池があったとしても、非常時には使えない前提で備えが必要なものの一つです。
掃除機や電子レンジ同様、消費電力がとても高いのです。
出力範囲が120w、200w、300wと手持ちの3種のポータブル電源では使えません。
ということは、非常時には洗髪してドライヤーで乾かすことはできない前提の備えが必要ともいえます。
そこで以前から気になっていまのが、吸水性に特別優れたタオル。
このたび機会あり、東京 馬喰町の問屋さんで、通常のタオルの5倍の吸水性のあるタオルを買ってみました。
確かに普通のタオルより、水気をよく吸ってくれます。
ただ、速乾性があるわけではないので、ある程度、タオルに吸収されたぐらいで、自然乾燥、つまり放置しました。
晴天だったせいで、1時間たたないぐらいで髪の毛全体が乾いてました。
また、使ったタオルを室内に干して出かけ、半日後に帰宅したらすっかり乾いてました。
ポータブル電源を使う生活、そして非常時の備えとしは、吸水性の高いタオルは要るものの一つです。
1月1日の大地震直後にポータブル電源をお持ちの皆様への注意事項を発信しました。
その中で
2.出力範囲以上の消費電力の家電に使うとショートしますので、ご注意ください。
(例:出力範囲300wの場合、1000Wの消費電力の電気ポットには使えません)
と記しましたことをもう少し詳しくお伝えしたいと思います。
出力範囲はどこにどのように記載しているか。
ア・マ・テ・ラ・スで販売している製品を例に見てみましょう。
<ポータブル電源>
(本体仕様)に
AC出力:100V 300W 60Hz 正弦波
とある「300W」が出力範囲になります。
出力 正弦波インバーター AC100V/60Hz/200W
と記載されている「200W」が出力範囲になります。
一方、家電が消費する電力の確認もその製品の裏面や、スイッチに記載があります。
例えばこちらの電気温風機であれば裏面に「定格消費電力1200W」と最大値が記載されています。
スイッチには温風の強さごとに1200W、1000W、600Wと記載されています。
つまりこのストーブの消費電力は小さい時でも600Wですので、上記の出力範囲300W、200W のものには使用できません。
災害対策として「電気ポット」に使えるかどうか、とよくご質問いただきます。電気ポットの消費電力は1000W~1200Wのものがほとんどで、残念ながら上記の製品では使えません。
この点、上記のようにお持ちのポータブル電源の出力範囲を確認し、また使いたい家電の消費電力も確認してください。
出力範囲が1000Wのポータブル電源であれば、電気ポットにも使えます。
(ア・マ・テ・ラ・スでの1000W出力のポータブル電源&ソーラーも近々取り扱う予定をしています)
私は出力範囲120W、200W、300Wといったポータブル電源を使ってプチ自給ライフを実践してきました。
そのようなポータブル電源では、残念ながらこの「すぐ沸いてすぐ冷める」小型の電気ポットも計測すると800W を要するので使えません。サイズが小さくても消費電力が小さいとは限らないのです。
1.お湯をわかすのに電気を使うのは適切ではない。日常もキャンプなどの非日常も、非常時も火で沸かすのが一番。
2.沸かした後も保温にずっと電気を使い続ける電気ポットではなく、ガスコンロでお湯を沸かした後は魔法瓶(昭和な響き!)にお湯を保存しよう。
ということです。
かくして日常も、いつ来客があっても良いように、御杖村の本宅では2つの魔法瓶を使っています。
このようなことから、災害にも強い「省エネライフ」を続けていきたいと思いますし、電気代も高騰しており、災害も心配な今、皆さんにもお勧めです。
日頃から再生可能エネルギーと蓄電池で小さなエネルギー自給ライフを実践して、お勧めしています。
そのことは省エネライフと一対で行うものと思っていますので、なるべく電気やその他エネルギーを使わないで室内の暑さ寒さ対策をあまりお金をかけないでできる方法を学び、時に1日~数日がかりで実験をしています。
年末は帰省した実家の部屋の窓、床の寒さ軽減策をいくつか試していました。
窓には、Amazonで買ったHansleep 断熱カーテンライナー (採光タイプ) 防寒 断熱 ホワイト 2枚セット冷気 遮熱 (ホワイト, 幅100cm×丈225cm)を
既にかけてあるカーテンに重ねてつけたところ部屋が暖かくなりました。またこのことは後日書きたいと思います。
今回はその時に床対策として、写真手前に敷いているアルミシートをダイソーで購入のおススメ万能物として取り上げます!
その上に座ったり、その上の椅子に座ると床の冷たさがなくなりました。
写真のような床暖房がない普通のフローリング以外にも、畳の部屋でも座布団代わりに座ると劇的に暖かく、敷布団の下や、布団と布団カバーの間に敷くと布団中での暖か効果がありました。
これは被災地の避難所などでこれを敷いた上に座ったり、隙間風を遮断したり、はたまた緩衝材など寒さ対策以外にもいろいろ使えそうです。
ダイソーで買ったものでこれほど効果的なので、量を多く被災地に提供するなども考えられるかと思います。
16時過ぎに日本海側で大地震が発生。大変なことになりました。
わたしのようにポータブル電源を持っていても日常使いしていない方も多いと思いますので、コンセントからの充電、そして何かに給電を試しておいてください。
停電、電力不足も予想されますので、下記を共有させていただきます。
ア・マ・テ・ラ・スからポータブル電源をご購入の方はもとより、ポータブル電源をお持ちのすべての方に伝わりますよう、シェアいただければ幸いです。
満充電でない場合、停電してなければ室内コンセントから充電して備えてください。
日ごろ、ほとんど使用してない場合
1.スマホの充電などするなど使ってみてください。
2.出力範囲以上の消費電力の家電に使うとショートしますので、ご注意ください。
(例:出力範囲300wの場合、1000Wの消費電力の電気ポットには使えません)
2.落下の衝撃に弱いので、床置きがおすすめです。