その祖母に子どもの頃聞いた話。
祖母は長女であり、若い時から家の用事を諸々こなしていました。
夏のうだるような暑さの中、墓参りに行った帰り道で氷屋さんの前を通るとなんとも言えない冷気を浴びることができて、あまりの気持ちよさにしばし立ちすくんでいたそうです。
祖母は明治38年生まれでしたから、大正、昭和初期ぐらいの頃だと思いますが、大きな氷を売る店があったのですね。
わたしが人から聞いた最も「涼しい話」です。
今日も昨日も大事なお客様が来られました。ポータブル蓄電池のみでの電気使用のモデルルームとして、蓄電池で使えないエアコンは入れず、DC扇風機の風でのみで過ごしていただいたのは、暑かったかも、とお帰りになってから申し訳なく思いました。
今後お客様が来られた時に、エアコンなしでなんとかもっと涼しくできないかと考えて思い出したのが、祖母の氷屋さんの前で一息ついた話です。
何かの時のためと思って牛乳パックで作った氷を冷凍庫から久々に出してきて、器に入れて部屋に置いてみました。
柱状の氷がなんとも涼しげです。少しは部屋が涼しくなるかな、と扇風機の風を向けてみたりしました。
残念ながら、「氷室」を設置したからといって、温度計の温度は一向に下がりませんでした。
けれど、お客様の間近に置くことで少しは涼やかな思いをしていただけるか、明日のお客様にお出ししてみたいと思います。
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